治療日誌


北見市 男性 ステロイド剤の副作用と思われる関節痛

2年半前(平成28年)にストレス性の顔面神経麻痺を発症し脳外科を受診。10日ほどステロイド剤の大量投与を続けていたところ全身の関節が痛み出し起き上がれなくなる。薬の服用を中止し徐々に快復したものの両手指のこわばりと痛み、握力低下。両膝にも同様の症状が残り整骨院に2年間通院するものの効果は見られず、主治医の紹介で当院に受診。初診より5ヶ月経過した時点で多少の握力の快復があり、膝は多少の痛みがあるものの正座が出来るまで快復。
まだまだ充分な状態ではないので7月下旬より山元式新頭鍼療法という頭鍼を加えたところ施術後著明な効果が見られるようになってきた。頸椎点・上肢点・下肢点・大脳点・肝点・胆点に刺鍼すると効果有り。症状は丸1日ほどで元に戻るが明らかな著効があるのでもうしばらく続けると安定した結果になるのではと期待して治療中。


膝の痛みと正座

ここ数年思うのですが、あくまでも私の治療院での話ですが、膝の痛みを訴えて治療に来られる方が減ってきています。生活習慣が欧米化し正座の習慣がない人が増えてきたせいなんでしょうか。正座という姿勢は膝に負担をかけ痛みの原因を作ったり症状を悪化させたり、治りを妨げる要因になります。私が聞いた話によると世界広しと言えど正座の習慣があるのは日本人だけだそうで、世界的にみるとしてはいけない姿勢のようです。
でも日本の伝統文化は正座とは切っても離されないという都合が悪いこともしばしば・・・
華道や茶道に柔道、剣道。掛け軸の高さ、仏壇の高さ、欄間や鴨居の高さ等は正座をしたときの目線の高さで一番美しく見えるようになっているとのことです。


ホクレン・ディスタンスチャレンジ2019

日本陸上競技連盟主催の中長距離の大会。毎年4~5市町村を連戦して行われます。今年も多くの選手が治療に来てくれました。選手の皆さんと知り合うとテレビで駅伝やマラソンを観るのが楽しみになってきます。

今年はケニヤの選手が2人治療に来てくれました。マラソンと5000m・10000m2人の選手とも競技成績が国際レベルなので2020東京オリンピックに出れるかもしれないとのことです。是非出場して欲しいですね。「オリンピックに出場することが出来たら、ケニヤのお父さんとお母さん喜ぶだろうね。」と聞くと「はい!親孝行したいです。」と完璧なアクセントで答えてくれました。

くれぐれも怪我をしないようにね。がんばってくださいね。


北見市 男性 左顔面神経麻痺

風邪をひいてから左顔面が麻痺。

目の下が下がって目を閉じることが出来ない。幸いにも重力の影響がない寝ているときは目を閉じることが出来るので睡眠は充分取ることが出来る。

このような状態で発症後2日後より治療開始。

顔面神経麻痺の治療は何度経験してもハラハラドキドキ。

というもの顔は人の看板みたいなもの。突然顔が曲がっちゃったときの精神的な動揺は相当なものです。特に女性の場合はなおさらですよね。

クーラーや扇風機の冷たい風に顔がさらされたとか、一時的な過労による麻痺なら、ほぼ100%完治する。風邪とかのウイルス感染によるものなら70~80%はほぼ100%完治するものの20~30%は顔の曲がりは治っても、ご本人にしか解らない違和感が残ることがあります。やっかいなのハント症候群とよばれるヘルペスウイルス感染によるもので、これになると治癒率がググッと悪くなります。

治療を始めて1回目は思うような反応は無く(冷や汗タラタラ・・・)心配したものの2回目以降は順調に回復し3週目(10回治療)に完治。

ああ、よかったーっ!!!

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